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みやこのエコツーリズム

コープ.イン.京都

所在地:京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411(錦市場西に立地)
創業:1989年1月

 コープ.イン.京都は、京都市のほぼ中央に位置し、客室108室を有するホテルです。大学生協組合員や研究者、教授、学会関係者の利用が主ですが、一般の方も多く利用されています。

 2004年には、環境に取り組んでいて一定の条件を満たした施設を掲載している「GPNエコチャレンジ ホテル旅館データベース」に登録され、今後KESの取得も検討しています。

◆環境への取組

 コープ.イン.京都は、「人間らしい豊かな生活、人と地球にやさしい社会を実現する」という基本理念を持つ大学生協連の直営ホテルとして、「清潔で安全な施設」「心のこもったサービス」をモットーに、環境保全活動をホテル業の基礎と位置づけ積極的に取り組んでいます。

 ホテルで環境負荷が一番高い部分は、「設備」といわれています。このことから同ホテルでは、順次環境に配慮した設備への入れ替えを進め、効率のよいエネルギー利用のためのコジェネレーションシステムの導入や、消し忘れによるエネルギーの無駄を省くためのタブレット電源キーを客室に標準仕様しています。

 また、冷蔵庫・湯沸電磁サーバーをお客様の必要に応じてON/OFFできるようにしたり、廃棄物削減に向けて幅の狭いトイレットペーパーやティッシュペーパーの採用、シャンプー・リンス・ボディソープのディスペンサーでの提供など、様々な取り組みを行っています。

 なかでもユニークなのが、各客室におかれている消臭剤。「紙管炭」という工業用の肉厚紙管を炭化したリサイクル商品を使用しています。これは、同ホテルの向かいにある和雑貨専門店「鈴木松風堂」から仕入れており、エコ商品というだけでなく「京都らしさ」もあるこの消臭剤は、お客様にも好評です。

全室に標準仕様しているタブレット電源キー

◆エコツーリズムの取組

 お客様に「京都」を感じていただけるように、京都の雑貨や食べ物を扱うお店でプレゼントと引き替えられるクーポンを月代わりで提供しています。

 また、京都の観光情報コーナーの設置、座禅・友禅染・京の和菓子作りなど体験コースの紹介、京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP)の錦市場北ターミナルとしてレンタサイクルも提供しています。

 さらに、京都にもたらされる水の恵み、ひいては環境について考えていただくきっかけとなるよう、昨年同ホテルでは施設内に井戸を掘削し、井戸水を提供しています。味は水道水よりまろやかで、常連のお客様の中には、この水を汲んで持って帰られる方もおられます。

ホテル玄関前にある京都サイクリングツアープロジェクト(KCTP) の錦市場北ターミナル

井戸水の提供コーナー

ご自由に井戸水をお飲みいただけます

◆お話を伺った方

コープ.イン.京都
支配人 大久保 厚氏