エコ宿紹介
エコ宿って何?
「環境への配慮」を経営理念に据えている滞在施設の事です。
「環境対策って、よく分からないわ」「資金に余裕がないから、無理だわ」「人手が無いから無理」との残念な声をよく聞きます。
地球環境の危機的状況に中で、一人一人が出来る範囲で、始めて頂ければと願っています。
環境活動に取り組む京都市内の旅館・ホテル
私たちが活動を始めて7年余り、、その頃には一件もなかった、エコホテル・旅館が、現在いくつも現れています。とても嬉しく、心強く思っています。
以下に載せた所以外にもたくさんあります。順次少しずつ紹介を増やしたいと思っています。
(順不同)
環境にやさしい旅館・ホテルをめざす意義
京都市の環境行動計画として生み出された「京のアジェンダ21」を実行に移すために創設されたのが「京のアジェンダ21フォーラム」。さまざまな立場の人々が意見交換し、協働し合い、「持続可能な京都づくり」をめざして活動する場です。「京のアジェンダ21」に謳われたシナリオに基づいてワーキンググループが運営され、活動進行中です。
そのワーキンググループのひとつがエコツーリズムワーキンググループです。
「これまでの取組」を見ていただくと、「こんなことをやっているところなんだな」と思っていただけると思います。
京のアジェンダ21フォーラム エコツーリズムワーキンググループが目指すもの
京都市は、1200年を超える歴史の中で、優れた伝統と文化を育み、世界中の人々から愛されるまちを形作ってきました。しかし一方、高度経済成長の名のもと、日本の心のふるさと・京都の伝統の中で培われてきた「始末する心」「本物を愛し、大切にする心」などの自然や環境に配慮した先人の知恵や生活習慣は、大きく後退してしまいました。更には、地球温暖化を初めとする気候変動やごみ問題など、深刻な環境問題を引き起こし、このままでは人類の生存さえも危うくするような状況にまでなってきています。私たちは、この美しい地球を将来の世代に引き継ぐために、速やかに環境保全に向けた行動を開始する必要があります。
また、京都は1997年の地球温暖化防止京都会議において採択された「京都議定書」が採択された地として、世界中から注目されています。そのような京都だからこそ、「環境にやさしい旅館・ホテル」を新しい観光商品のひとつとしていくことができると考えます。日本有数の観光都市である京都が、これからも持続的に発展し、環境と観光が調和するエコツーリズム都市になることは、他地域の大きな反響を呼ぶと思われます。
年間4,000万人以上の観光客が訪れる京都では、観光関連産業がもたらす経済的効果は非常に大きいものがあります。しかし、環境面から見てみると、シーズンにおける交通渋滞や観光客の出すごみ問題など、環境に対して大きな負荷を与えているにも関わらず、製造業などと比べて環境への取組がまだまだ遅れています。これからは、旅館・ホテル業界の皆様も環境対策の一端を担っていただく時がきているのではないでしょうか。また、このようなことが、新しいサービスとして認知される時代が近づいているのではないかと思います。