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みやこのエコツーリズム

宇多野ユースホステル

ユースホステルでは、世界の連盟としても環境取組を進めています。また、宇多野ユースホステル単体としても、さまざまな、取組を積極的に進めています。お金をかけずに、工夫次第で、お客様のおもてなしにつながる、環境取組が楽しみながら実行できることが分かっていただけると思います。

1、ユースホステルの環境憲章

ユースホステルの環境憲章が、1992年に国際YH連盟で採択されています。国際YH連盟(IYHF)では、加盟YH協会が環境問題意識を高め、環境保護のためになる実践を行い、ユースホステル運動として環境保護の一翼を担うことができるよう、そのための取組みとして、次の7項目を掲げています。

7項目の取組み分野

①省エネルギー
②リサイクリング
③環境汚染
④交通機関
⑤自然保護
⑥環境教育
⑦グリーンコンシューマー

①省エネルギ-

エネルギ-使用が天然資源の枯渇、地球温暖化、酸性雨、気候変化の主因であるところから、ユースホステル協会では、定期的にエネルギ-使用について点検する。エネルギ-使用を最小限度にする努力をする。IYHFは、再生エネルギ-源を使用することを追求し、必要であればこのためのプロジェクト計画を奨励する。

②リサイクリング

経済的に折り合いのつく場合は、再生製品、半再生製品を使用していく。紙、プラスティック、電池、ビン、缶の分別収集は、ユースホステルを訪れる人々の目に触れるところで、地球資源の節約に努力している姿をわかってもらうことになる。水質確保、節水ならびに水漏れに十分留意する必要がある。

③環境汚染

地方公共団体やその他の援助も含め、環境汚染を最小限度にするために適切な手段をとる。ゴミや廃棄物の再処理は、有効であり環境保護の側面からも受け入れられる。

④輸送機関

できる限り公共交通機関の利用を奨励する。次善の方法として車の相乗りを勧める。ユースホステルは、公共交通機関に関する情報を用意しておく。車で旅行している人々に対しても、周辺地域の旅行には公共交通機関、自転車、徒歩を勧める。このため、ユースホステルには、できる限り長時間、駐車できる場所を備えていく。

⑤自然

野性動物の生息地ならびにレクリエーション施設として、自然保護区、自然公園、その他の特定地域の設立をユースホステル協会として支援していく。ユースホステルの敷地内に「野生園」を設置し多種 多様の植物、その地方特有の「野草」種を生育するよう奨励していく。

⑥環境教育

環境教育を実施する場所として適したユースホステルを、ユースホステル協会として特に準備しておく事を考慮する。環境教育用の教師向けセット、プロジェクト・ワークカード、リーフレット、ポスターなどを準備する。

⑦消費

備品購入に際して、環境要因を考えていく。「環境にやさしい」ことを歌い文句にした製品が多く出ているが、地方の実情によっては環境配慮製品の中にも差があることも考えられる。ユースホステル協会は、急速に進歩しているこの分野の製品開発について最新情報を入手しておく。できる限り再生紙(そのことを明示して)、地元産の食品(できればユースホステルの菜園) 、経済的に見合うものであれば、地元製あるいは再生した建材を使用し、健康ならびに衛生確保のため化学洗剤の使用は最小限にとどめる。

宇多野ユースホステルでは、館内に宿泊者が自由に環境に関するメッセージを書き込み、貼り付けるようなボードが、廊下の目立つ所に置いてある。気軽な参加型のこの取組は、宿泊者の素朴な思いが綴られていて、宿泊者同士を結びつける暖かい役割も果たしているように感じる。

アースボードのメッセージより

私のアルバイト先ではゴミを回収したら10種類に分別します。最初は「これはどれにあたるんだろう」と悩んだり、自分で出したゴミは持って帰って普通にゴミとして捨てたりしてました。でも、働きながら分別していくうちに10種類の分別がごく普通に当たり前に出来るようになっていて,アルバイト先以外でゴミを捨てる時「分別しなくてもいいのかな」と思うようになりました。

なんでも慣れだと思います。最初は大変でもみんなで始めることが大切だと感じました。宇多野YHでもゴミの分別があり、うれしかったです。

観光地はきれいに整備されたり,ゴミが少なかったりときれいにされています。それはその地域に住む人々のおかげ。

でも、本当は観光にきた人がゴミを捨てないようにしたり、きれいにして、きれいさを倍にして帰るのが理想ではないでしょうか。きっと心もきれいになり思い出が1つ増えることでしょう(観光地だけではないのですが)。(自分の生活のことは棚に上げての私のメッセージでスミマセン)

YHグリーンネットワーク

多様なパートナーシップの構築により、環境保護や自然への理解を深める教育的な効果を持つ体験活動や機会の提供、旅の創造や実践な取組みを行うYHの活動ネットワーク

活動目標

  1. 周辺環境や自然に配慮したYH運営、
  2. 環境問題への理解を深める取組み
  3. 教育的効果のある特色を持った旅の創造

YHグリーンネットワークの取組み

個々のYHの取組み

グリーンネット全体での取組み

1、 達成目標

☆アースボードの設置

☆ネットワーク紹介パンフレット、ステッカーの作成

☆環境メッセージの募集・掲示

☆環境メッセージカードの製作

☆ゴミの分別ゴミ箱の設置

☆ネットワーク参加YH募集

☆乾電池の分別回収

☆ネットワークの紹介や活動情報発信、PR

☆グリーンネットワークパンフとステッカーの掲載

☆ネットワークの基準や憲章の策定

☆ワークシートによる現状や運営

☆学習会やスタッフ研修会の開催実態の調査と報告

☆個々のYHや周辺での取組み 情報の収集や他YHへの提供

2、努力目標

☆施設運営、環境教育プログラム他

☆活動や取組みへの補助金やの取取組み課題の中から各1項 寄付申請目の実践

☆地域でのパートナーシップの構築

☆環境対応型施設への改修

☆環境型施設への改修 新設モデルプラン作

☆モデル環境教育プログラム開発やワークショップの開催

☆専門家や活動グループ、団体との共同プロジェクトや委員会の運営

この活動ネットワークも、人の熱意が大きく左右し、担当者が変われば、進捗状況に差が出てしまうことが課題であると感じた。ネットーワーク自体も個々のYHで、取組程度に差があることは、仕方ないのかもしれない。その中にあっても、宇多野ユースホステルの環境取組は高田所長高い意識の元、エコツーリズムの考え方をしっかりと取り入れて高いレベルで取り組まれていると感じた。

施設・スタッフ・宿泊者の相互作用

①エコ・ツリーストが、環境にやさしい施設を育て、スタッフを育てる。

②環境にやさしい運営や施設は、エコ・ツーリストやスタッフを育てる。

③環境への取組み意識の高いスタッフは、質の高い運営や施設環境を実現する。

環境にやさしい取組み

地域と取り組むエコロジーフェスタ
第1回5月13日「こんにちは会!」
初回オリエンテーションと宇多野で畑作り
「えこぴーぷり事業」
第2回6月3日
「初夏の野遊び水辺遊び」
広沢池でザリガニ釣りや梅酒作りもしたよ
第3回6月24日
「京都洛中名水めぐり」
京都市内に残る名水を散策するエコタウンウォッチング豆腐屋さんにお話を聞いたよ。第5回7月22日
「自然めんてなんすその1」
宇多野YHの畑や、草原ビオトープの復元お昼はバーベキューでした!!
「それいけ!草刈り隊」草刈りボランティア

魅力的な京都を体験、紹介プログラム

宿泊者を対象に、夜などの空いた時間を利用して、無料若しくは、安価で、YHのスタッフがお世話係りとなりさまざまな小イベントを催している。ホームページで紹介されている。

やってみなはれの風土

①経費削減できますからやってみなはれ

②お客さんも認めてくれますからやってみなはれ

③自分とこらしさでやってみなはれ

④スタッフが成長しますからやってみなはれ

⑤いいお客さんが増えますからやってみなはれ

⑥こだわりを持ってやってみなはれ

⑦応援してくれる人がいるさかいやってみなはれ

〒616-8191京都府京都市右京区太秦中山町29
TEL: 075-462-2288
FAX: 075-462-2289
宇多野ユースホステル