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みやこのエコツーリズム

京の道探検隊・洛洛歩考会

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京都の道は、1200年前に京が置かれてから、整備され続け、さまざまな変容を遂げてきました。歴史、文化、経済、政治の影響を深く受けながら、その面影を残してたたずみ、現在の都市機能にまでつながっています。この道を、ゆっくり歩きながら、じっくり学ぶ会が、国土交通省の委託を受けて、社団法人システム科学研究所のコーディネートでスタートしました。平成14年10月20日に第1回目を行って、平成17年11月26日に第8回を行いました。年2回くらいのペースで、開催しています。第8回では、なんと164名の方の参加があり、根強いリピーターと口コミによって、参加者が多くなっています。

一日プログラムで、朝9時から午後3時までで、お弁当持参です。最初1時間半ほど、専門家からその日歩く道の歴史的な見所の講義があります。その後、午後3時まで、自由にウォークラリーを行います。歩くコースの3箇所から5箇所に解説ポイントがあり、それぞれ専門家や地元に詳しい方が待機されていて、参加者に見所を解説してくれます。更に参加型企画として、参加者それぞれに違った、「ひみつの指令」の紙を渡し、ゴールまでにそれを完成させると、写真入の完歩証が渡されるという楽しみも設定されています。

(京の道探検隊・洛洛歩考会の素晴らしい所)

とにかく、参加ガイドの読本と資料が大変詳しく見やすく出来ていて、質が非常に高いのです。終了後にも、洛洛歩考会通信を出され、当日の様子や「ひみつの指令」で参加者が、指定されたポイントの見所レポート、発見したこと気になることを記入した内容をまとめたビジュアルな資料も送られ、その道が持つたくさんの魅力が紙面に溢れ出ています。

ウォークラリーや、散策の会などの趣旨の開催は最近京都でも増えてきました。でも、これだけの資料を揃えて、参加者に配布している所はないです。歩く前の講義や、複数の解説ポイントにおられる専門家、地元の方は、第一線の方ばかりで、このような方のお話を聞けるのはとても幸せなことと感じます。これだけの内容で参加料が無料というのは、すごいことで、参加者が非常に多くなっているというのも当然だと思いました。この素晴らしい資料は、そのまま京の道資料館のホームページからコピーすることが出来ます。その資料を持って、いつでも、臨場感とたくさんの発見を持って、散策することが出来るようになっています。京の道資料館の館内でも、その資料を手に入れることが出来ます。また館内では、小学校4年生から6年生向けに学校利用プログラム教材を無料で配布しています。ゲームをしながら楽しく館内を巡ることができます。

☆「京の道資料館」

〒600-8234

京都市下京区西洞院塩小路下る南不動堂町807 ローダック21京都ビル 2F

開館時間:AM9:30〜PM5:00

休館日:年末年始

京の道探検隊・洛洛歩考会資料