京都エコ修学旅行 NPO法人 環境市民
かつてエコツアーは、大自然の中で実施するものと思われていました。でも、京都のような大都会でもエコロジーな旅は実施できるし、大切ではないかと、初めて模索されたのが、環境市民でした。1994年から1996年にかけて、トヨタ財団の研究助成を受けて、調査研究を実施されました。その成果を受けて、修学旅行向けに、毎年、半日や一日のプログラムを各種実施されています。
環境市民は、京都で誕生し、「環境」について幅広い視点から積極的に活動をされていて、ホームページの充実度には目を見張るものがあります。学校教育の中で「環境」は総合学習で必ず大切に取り上げられています。幅広い切り口の学習が可能であり、どんな所から学習をすれば良いのか迷う生徒さんも多いと思います。そんな時、どんな切り口で学習を進めていけばよいのか、そのヒント、糸口が、身近に迫ってくる環境市民のホームページは最適と思います。
（京都エコ修学旅行の素晴らしい所）
日本の歴史と文化が蓄積した京都の街を歩く時、お友達とおしゃべりしながら、ボーと歩いていると、京都の素晴らしさはあんまり見えないのです。例えば古い家が、実は、夏がすごく蒸し暑い京都を涼しく過ごす工夫、季節の移ろいを敏感に粋に感じることが出来る工夫、多くの人が密集する狭い街で上手く快適に付き合っていく工夫などがたくさんつまっています。でも、それは絶対、じっくりゆっくり見ないとわからないのです。良く知っている地元の人に触れ合ってみないとわからないのです。じっくりゆっくり見ることによって、それが、京都の狭い範囲しか見られなくても全然構わないのです。奥深く見ることによって、京都の持つ歴史的文化的な素晴らしさが、例えば古い小さな町屋を通じて、大きく広がっていくのです。あるいは、京都御苑や大文字山の自然体験ゲームや観察を通じて味わうことができるのです。
じっくりゆっくり味わうために、地元を良く知っているインタープリター（ガイド）が少人数のグループにつき、楽しくみんなの「奥深い味わい」を助けてくれます。
日本は本来、自然と歴史文化、エコロジーと歴史文化が共存することで、その地域の価値を高めてきた経緯があり、それを体験が出来るプログラムは、全国でも、ないと思っています。
連絡先
NPO法人 環境市民
〒604-0932 京都市中京区寺町通二条下ル呉波ビル３階
電話 ０７５-２１１－３５２１
FAX ０７５-２１１－３５３１
