ページの先頭です。
本文をスキップしてメニューを読む
みやこのエコツーリズム

使い捨て時代を考える会

戻る

1973年、石油エネルギーに依存した社会に疑問を持った方々が、一人一人の暮らしの知恵や工夫を持ち寄って、生き方を見つめなおそうと会を発足されました。その会から、1975年、安全な食材を共同購入する「安全農産供給センター」が生まれました。3人以上のグループ(個別配達は別途手数料要)で毎週1回、安全な食材が注文で届くシステムです。まだ、「エコ」という言葉が知られていなかった30年前に、このような活動をされたことは、京都の草分け的な存在です。現在も21世紀を迎え、NPO法人化され「食・健康」「生活・環境」「有機農業」について共に考え、幅広く情報発信をされています。

毎月8日午前10時からのフォーラム開催は、どなたでも参加でき、和気合い合いとさまざまなテーマでお話が聞けます。玄米ご飯の昼食付き(カンパ歓迎)です。「安全農産供給センター」で供給される食材の作り手を、ツアーを組んで交流する、体験する機会も多く持たれています。手作り味噌や天然酵母パンの講習会、自然の恵みを受けたナチュラルクッキング教室の開催。エコライフ実践のための学習会や、公共機関への呼びかけ、イベント開催など、活動内容は実に多彩です。要望に応じてこの活動を外部で行う出前セミナーも、多彩なテーマで行っています。

使い捨て時代を考える会 問い合わせ 075-361-0222(月〜金10時から15時)

安全農産供給センター  問い合わせ 0774-22-4634(月〜金8時から18時 土8時から14時)

(使い捨て時代を考える会の素晴らしい所)

この会は槌田劭(つちだ たかし)先生が理事長を務められています。もともと京大の気鋭の物理学者でいらっしゃいました。ところがエネルギー社会に疑問を持たれ、きっぱり物理屋をやめ、環境の世界に飛び込まれたのです。そして熱い思いで、仲間と会を立ち上げら、70歳を超えられた今でも、かくしゃく、毅然と最前線で活動されている姿は、後進に強い勇気を与えます。安定的な継続を求め、「安全農産供給センター」を株式会社として立ち上げられ、しっかりとした運営をされている所は、今は、流行の「コミュニティービジネス」の京都の先陣である思うのです。生産者と消費者が交流する会は、実に濃密で、目からうろこが落ちるくらい驚きと感動の連続でした。無農薬にこだわるために、どれだけの工夫と試行錯誤、失敗を重ね、長い年月の中で、完成度を高めておられる作り手の気概と誇りに圧倒されました。旅行とは、単に上っ面を見るのではなく、ぱっと見ただけではわからない、その土地で長年暮らし、その土地を愛し、誠実に生きている方とじっくり交流する中で、初めて何にも代えがたいその土地の素晴らしさを味わうことが出来るのだ、ということを改めて感じさせました。

NPO法人 使い捨て時代を考える会

〒600-8061

京都市下京区富小路通仏光寺下る筋屋町141

電話/FAX:075-361-0222

使い捨て時代を考える会