ページの先頭です。
本文をスキップしてメニューを読む
みやこのエコツーリズム

京都ネイチュア・フィーリング自然観察会

戻る

1994年から、 京都御苑(御所)の中で、自然観察会を2ヶ月に一度、奇数月第4日曜日にずっと続けてこられました。朝10時に京都御所の南側真ん中の門を入ったすぐの所、宗像神社付近に集合します。障害を持たれている方も含め、子どもから年配者までどなたでも、いつでも参加出来ます。午前中2時間、午後2時間、合わせても、何と500メートルくらいしか歩かないのです。一つの木を目の前に、みんなで触ってみる、匂いを嗅いでみる。その木の葉っぱも見てみる。葉っぱについている虫や卵を見てみる。さらにルーペで細かく見てみる。その木の梢にとまっている鳥を眺めてみる。双眼鏡でその鳥を詳しく見てみる。そんな風に1つの木に30分くらいいることもしばしばです。いつもは、全く素通りしてしまう、なんの変哲もない一本の木にも、たくさんの生物が共存し、ドラマがあり、未知の世界への神秘と驚きがあることが、とてもよくわかるのです。年間通じて参加することで、同じ木が季節ごとにその姿を変え、巡っていく不思議さや美しさも実感できます。

大体の参加者は10数名程度で、障害者の方がその3分の1くらいです。エコツアーは、このくらいの人数が、観察に一体感がでて、お互い仲良くなれ、仲間と触れ合う楽しさも共有できるベストな人数と思います。

お昼ごはんのお弁当も芝生の上で頂きます。初対面なのに、自然と打ち溶け合ってお話できるアットホームな雰囲気に感動しました。

(京都ネイチュア・フィーリングの素晴らしい所)

初めての参加でも、以前からずっと参加しているような懐かしい、落ち着く、ホッとするような気持ちになる不思議な会の雰囲気は、きっと、会を主宰する常住良保さんのお人柄と思います。作務衣を着て気さくにお話される眼差しは、修行僧のような達観した姿を感じます。遠く舞鶴からも朝から電車でお見えになられる方もおられました。「この日をとても楽しみにしているんだよ。この雰囲気がね、すごく好きなの」目の見えない彼は、慈しむように木や葉っぱや草をなぜ、匂いを嗅ぎ、積極的に質問もされていました。何でも良く知っている常住さんをはじめ、スタッフの方の優しくて専門的な解説も、穏やかなオルガンの音色みたいに心に響きます。目で見たり、耳で聞いたり、歩くことが難しくても、それぞれ五感の機能の働き具合はいろいろでも、同じ場所と時で、自然の神秘さ、美しさ、面白さ、不思議さなどを、みんなのそれぞれの五感で共有していることに、人と人と自然がつながっていることへの、感謝と温かみ、心の落ち着きを感じるのです。会が終わると、ほのぼのとした、でも確かな生命力を自分に感じることができました。

主催 京都ネイチュア・フィーリングを進める会

            ご案内

場所   京都御苑(御所) 雨天中止 小雨決行

日時   奇数月第4日曜日 午前10時から午後3時まで

集合場所 京都御苑内 宗像(むなかた)神社付近

持ち物  弁当、水筒、雨具、筆記具、その他観察用具

服装   少々汚れても良い服装。歩きやすい靴。防寒着。

募集対象 現地集合が出来る、心身に障がいを持つ方(障がいの区分は問いません)及び介護者、他どなたでも。特別な対応が必要な方は事前連絡を。スタッフとして介助をしながら自然観察を楽しみたい方歓迎。

募集人数 30名 多数の場合、障がいを持つ方を優先の上抽選。

参加費  200円(通信費、資料代)。中学生以下無料。

申込方法 初めての方のみ、下記要領でお申し込みください。

1)住所 2)氏名(フリガナ) 3)電話番号(必ず)4)障がいの有無 5)介助の要、不要 6)特別な対応の要、不要などをハガキ、電話、FAX、E-mailなどで下記にお申し込みください。

一度参加された方はご自由にお越しください。

申込先  〒610-1144

京都市西京区大原野東竹の里町4-2-57-204

つねずみよしやす(常住良保)

TEL&FAX 075-332-8644

E-mail  tsunezumi@ma2.justnet.ne.jp

申込み締め切り なし